天皇陛下はきょう午前、アメリカで開かれた国際会議「国連水と災害に関する特別会合」でビデオによる基調講演を行われました。
この会議は、各国の有識者が水災害の現状や防災対策について話し合うもので、天皇陛下は国連のグテーレス事務総長らのあいさつに続いて、事前に収録したおよそ15分間の基調講演をビデオで寄せられました。
「水循環を通じた私たちの社会の発展を振り返り、その中でこの特別会合のテーマである水、災害、気候変動の関係についてもお話ししていきたいと思います」
講演で陛下は、まず、江戸時代の水運システムや洪水対策などを紹介し、現在の東京でも活かされていることを指摘されました。そのうえで、「歴史に学びながら、首都圏の災害対策を見つめ直すことは有意義なことではないでしょうか」と述べられました。
さらに、「気候変動問題の解決は水問題の解決なしには不可能」として、「水、災害、気候変動の課題を総合的に解決していくことが期待される」と訴えられました。
陛下は水問題の研究をライフワークにしていて、この国際会議でもこれまでに4回講演されています。
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