きょう、岸田総理がウクライナを電撃訪問していることが明らかになりました。これをうけ、倉敷市に住むウクライナ出身の女性は、ウクライナの実情を知ってもらうことにつながると期待を寄せました。
岸田総理は日本時間のきょう、外遊先のインドを離れポーランドに到着。日本時間のけさ、ウクライナとの国境の街、プシェミシルの駅から列車で首都キーウへ向けて出発したということです。総理はこの後、ゼレンスキー大統領との会談に臨むことにしています。
この一報をうけ、結婚を機に20年前、倉敷市に移住してきたウクライナ出身のリリヤ・バビィさんは、より多くの日本人がウクライナに思いを寄せるきっかけになればと話しました。

(リリヤ・バビィさん)「びっくりしました。でも本当にすごくうれしいです。『ウクライナがどうなっているか』を本当に見てほしいので。もちろんメディアにもいろいろ映っているけど、自分の目で見るのとメディアで見るのでは全く違うと思うので、どれだけひどいことがウクライナで起きているか、もちろん岸田総理も分かるし、それを通して日本の皆さんも分かるようになるんじゃないでしょうか」

きょう(21日)午後に行われた演奏会で、リリヤさんの娘・杏奈さんが「ふるさと」を歌い、その後、会場を訪れた人に募金を呼びかけました。

(リリヤ・バビィさん)「(岸田総理には)『ウクライナのことは世界中が応援する』というメッセージを伝えてほしいです」