少子高齢化や人口減少が進む地方で、持続可能な公共交通や医療の在り方を考えようというシンポジウムが瀬戸内市で開かれました。

公共交通の利用低迷や医療の地域格差が広がる中「地方で快適に暮らすには何が必要なのか」を考えようと、岡山の医療機関などでつくる地域共生社会研究会が開いたものです。

シンポジウムには、へき地や交通が不便な地域で働く医師らが招かれ、新庄村の診療所からは「25分圏内に病院がなく、限られた人材や技術の中で最善の治療をするしかない現状」などが語られました。

(新庄村国民健康保険内科診療所 大槻剛巳所長)「村なので車で25分圏内に医療機関がない、人としてどう(最善の)医療をやっていくか」

地域共生社会研究会では、今後も様々な立場の人が意見を交換できる場を設け、課題解決に取り組みたいとしています。