2025年の大阪万博での飛行を目指し、開発が進められている「空飛ぶクルマ」の有人飛行実験が19日、四国で初めて愛媛県新居浜市で行われました。

新居浜市内のグラウンドに現れたのは次世代の移動手段、「空飛ぶクルマ」です。

アメリカのリフト・エアクラフト社製で、全長4.5メートル、高さ2.6メートルあり、1人乗りで垂直に離着陸できます。

18枚のプロペラは電動モーターで動かしていて、この日は市民らが見守る中、パイロットを乗せた機体がゆっくりと離陸、およそ8メートルの高さを上下するなど数分間飛び続けました。

(訪れた人)
「すごく衝撃的でした、風もすごかった」
「すごく格好良かった」
「将来的にこうやって空を移動出来たら良いなというふうに感じました」

担当者によりますと、「空飛ぶクルマ」は、アメリカではすでにスポーツやレジャーに活用されているということで、イベントを企画した新居浜市も国内での今後の展開に期待を寄せています。

(新居浜市・石川 勝行市長)
「ここ、ものづくりの街で、この先端技術の一部でも新居浜で利用できるような、そういう技術が有ればありがたいと思っている」

この空飛ぶクルマは2年後の実用化を目指し、開発が続けられます。