そして迎えた“旅立ちの日”


いつも送り迎えしてくれた、お母さんとともにやってきた颯人くん。

卒業式の日は、やはり「特別」。中学校の制服を着て、まだちょっと落ち着かない様子です。

(新城市立鳳来東小学校6年 今泉颯斗くん)
「この鳳来東小学校で学んだことをいかし、歩み続けていきます」

卒業生代表の長いセリフ。直前まで1人で練習します。

Q頑張れそう?
「頑張ります!」

午前9時半、颯斗くんを送り出す、「たった一人の卒業式」が始まりました。

「お母さん、毎日送り迎えしてくれてありがとう…」


自分ですいた卒業証書。

在校生1人1人からメッセージを受け取ります。

(在校生)
「優しくしてくれて嬉しかったよ、いっぱい遊んでくれてありがとう」


そして、颯人くんによる卒業生代表の言葉です。

(新城市立鳳来東小学校6年 今泉颯斗くん)
「お母さんは優しくて、自慢のお母さんです。毎日送り迎えしてくれてありがとう」


およそ5分間にわたり1人でしゃべりきりました。

最後は、いつものアルプホルンの音色で、旅立ちです。

(颯人くんの母 貢奈さん)「自分らしく笑顔でいてくれたら」

Qどんな中学生になりたい?
(卒業生 今泉颯斗くん)「優しい中学生、けんかのない中学生」


4月からは、隣の愛知県東栄町の中学校へ。

「笑顔」で、新しい生活が始まります。