リニア工事をめぐる静岡県の専門部会が3月20日開かれ、山梨県側から静岡県境に向けたボーリング調査について、JR東海は慎重に管理する区間を拡大して、掘り進めるとして県の懸念を解消したい考えを示しました。
20日の静岡県の専門部会の議論は、2月、JR東海が開始した高速長尺先進ボーリングに集中しました。このボーリングは、地質などの調査を目的に南アルプストンネルの山梨県側から先端直径12㎝のロッドを使って、静岡との県境近くまで掘り進めるものです。
静岡県は「県境付近の断層帯に近づくと静岡県内の地下水が流出する懸念がある」として、合意まで調査を行わないよう求めていました。これに対し、JR東海は20日の専門部会の中で、掘削の継続を前提に、静岡県境から100m手前としていた慎重に管理する区間を約300m手前に設定し直し、湧き水が増えた場合に状況を詳細に確認し、静岡県などに報告する、と示しました。
<森貴志静岡県副知事>
「距離的にちょっと延びたということはありますけど、払しょくされていないのでまだ懸念や疑問は残ったまま。やめてくれといいますか、再考をお願いしますということ」
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