コメの消費が減少する中「岡山県産米の認知度向上を図ろう」と、地元の大学生が大手電機メーカーやJA岡山などと連携し、岡山県産の食材などを使った「どんぶりメニュー」の試食発表会が開かれました。

「親子丼」に、「黄ニラや連島ごぼうを組み合わせたどんぶり」「サーモンと野菜の色鮮やかなどんぶり」など、個性豊かなメニューが並びます。

コメの消費が減少傾向にあるなか、パナソニックが主催した「お米の消費量を増やすレシピ」の試食発表会です。ノートルダム清心女子大学の学生7人が、簡単かつ栄養がとれるどんぶりメニュー4種を考案し発表しました。

(ノートルダム清心女子大の学生)「米の消費量拡大に向けて、みんなで若者の好きな食品などを使って、丼もののレシピを作りました」

完成したのは人気のある「親子丼」や「海鮮丼」に、ホワイトソースやバシルなどを取り入れたオリジナルのどんぶりです。大学とJA岡山が共同で考案したブレンド米「晴々ロマン」をふっくら炊き上げ、地元の坂本鶏卵やキミセ醤油の商品も使い地産地消を図ります。

(パナソニック コンシューマーマーケティング LE中四国社・植村敬太社長)
「クリーム親子丼をいただきます。斬新。ホワイトソースはものすごくお米にあいますね」

(JA岡山 米穀課・水上敏雄課長)
「炊き方も研究されているので、サラッと入るような感じです」

(キミセ醤油・永原琢朗社長)「我々にはないような感性やヒントをいただけるので、お客様に提案していきたいですね」
参加した企業は、異業種の連携を通して、「さらなる岡山県産米の消費拡大」に期待を寄せています。

(パナソニック コンシューマーマーケティング LE中四国社・植村敬太社長)
「地産地消の商品、地元企業、大学と様々なコラボを通して、より豊かなくらしというところから、ご飯の消費を増やすということも、ともに狙っていきたいと考えております」
(JA岡山営農部米穀課・齋藤 樹哉さん)「お米としても、美味しくブレンド米を作っておりますので、どんどん広まっていって、未来にわたってこの商品が愛される商品になればなと思っております」

学生が考案したメニューは、パナソニックの販売イベントなどで提供されるということです。