なぜ同じ病気で地域差が出る?


宮田医師は、宮崎の強い紫外線が一つの要因だと考えています。


(宮田和典医師)「紫外線量がデータ化されているんですけど、南九州では沖縄とかもすごく強いです、東京に比べるとそれが1点。それから仕事、屋外労働者が多い、例えば畜産をしていたり、漁業だったりとか、農家だったり、それは常に当たっていますから、どうしてもそういう方々はリスクが高くなりますね」


こうした研究を重ねてきた宮田医師は、地域の特徴を踏まえたうえで治療にあたることが大切だと話します。

(宮田和典医師)「証拠を持ってエビデンスを持って治療をするという考え方が医学の基本。ちょっと頭の隅っこに自分たちが住んでいるところの特徴を考えながら当たっていくと、より患者さんにとって良い治療ができるんじゃないかと考えていますね」

翼状片は具体的な予防策はないため異変を感じたらすぐに病院に行くことが大切だということです。