アメリカのFDIC=連邦預金保険公社は19日、経営破綻したシグネチャーバンクの預金と資産の一部をニューヨーク州の銀行が買収することで合意したと発表しました。

ニューヨーク州が地盤のシグネチャーバンクは、10日のシリコンバレーバンクの破綻を受け、預金の引き出しが相次いだことなどから12日に経営破綻しました。

その後、FDICの管理下にありましたが、発表によりますと、同じニューヨーク州のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ傘下のフラッグスターバンクが預金と資産の一部を買収することで合意しました。

FDICは、シグネチャーバンクの経営破綻からわずか1週間で資産などの売却先を決定することで、金融システムへの不安が広がるのを防ぐ狙いがあるとみられます。