ロシアのプーチン大統領は、一方的に併合したウクライナ東部ドネツク州のマリウポリを訪問しました。侵攻以降、制圧した地域への訪問が明らかになるのは初めてです。
ペスコフ大統領報道官によりますと、訪問は18日の夕方から19日にかけて行われました。
プーチン氏はヘリコプターで到着した後、自ら車を運転して市内をまわり、新たな住宅エリアや中心部の劇場などを視察しました。
マリウポリはアゾフ海に面する港湾都市で、激戦の末、ロシア側が占領を続けています。
侵攻以降、ロシアが制圧した地域にプーチン氏が入ったことが明らかになるのは初めてで、ロシア側の支配をアピールする狙いがあるとみられます。
これを受け、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はツイッターに「マリウポリの数千の家族を殺した犯人が来た」などと投稿。「犯罪者は必ず犯罪現場に戻ってくる」と非難しています。
また、ロシア大統領府は19日、プーチン氏がロシア南部にある軍事作戦の現地司令部を視察したと発表。統括司令官のゲラシモフ参謀総長らと会議を行い、作戦の進捗状況などについて報告を受けたとしています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









