17日、名古屋市立の小学校で卒業式が行われました。学校生活の半分余りを新型コロナと過ごしてきた子どもたちが、今思うこととは…。

巣立ちの春。名古屋市立東桜小学校では6年生63人が卒業式を迎えました。
政府の判断に基づき、マスクの着用は個人の判断に委ねられていて、17日はほとんどの児童がマスクを着用せずに式に臨みました。


(卒業生)
「せっかくの式だから、写真を撮って残したい」
「最後だし、誰にも本当の顔見せずに過ごすのはいやだなと思った」

(アナウンス)
「卒業生の皆さんは、マスクをつけて下さい…」
校歌斉唱や合唱はマスクを着けて。

振り返ると、卒業生たちにコロナ対策が求められたのは3年生の3学期から。以来、学校生活の大半をコロナ禍で過ごしてきました。


思い出の写真もマスク姿。運動会や学芸会は規模を縮小。楽しみにしていたキャンプは中止になりました。そんな卒業生が、今 胸に思うことは…


(卒業生)
「すごく楽しかった。友達と6年間ずっと一緒のクラスでいられてすごく楽しかった」
「友達といること自体が幸せで楽しかった」


数年間に及ぶコロナ禍でも、思いっきり学校生活を楽しんだ卒業生たち。その笑顔のままに次へ挑戦です。