宮城県内で、食中毒が2件発生し、腹痛を訴えた男女からいずれもアニサキスが検出されました。
仙台市によりますと、15日仙台市青葉区にある鮮魚店でヒラメやマグロの刺身を購入し食べた男性が、激しい胃の痛みや吐き気の症状を訴えました。16日、医療機関を受診したところアニサキスが検出されました。刺し身に使ったヒラメやマグロは、冷凍処理されていなかったということです。仙台市は、この店の食品が原因の食中毒と断定しこの店を17日付けで魚介類販売の一部停止1日の行政処分としました。

また、15日、岩沼市藤波のスーパーでブリとアジの刺身を購入し食べた30代の女性からも寄生虫のアニサキスが検出されました。県は、食中毒と断定し、17日、このスーパーでの生鮮魚介類の生食用の取り扱いを1日停止する処分を下しました。

アニサキスは、マイナス20度で24時間以上冷凍すると感染性が失われるとされていて一般的な料理で使う酢での処理、塩漬け、醤油などでは死滅しません。















