富山県高岡市の人気ラーメン店「翔龍」の経営者・浅野昭次さんが、用水路で遺体で見つかってから3日…きょう17日は浅野さんの告別式が営まれました。そして、事故の現場を取材すると、思わぬ“死角”を発見。そこから浅野さんが用水路に落ちた“原因”が見えてきました。

今月14日、高岡市にある用水路で、遺体で見つかった浅野昭次さん70歳。

きょう浅野さんの告別式が営まれました。息子の上総さんが弔辞を読み上げます。

息子の上総さん:
「まだ現実とは受け入れがたく、元気な姿が目に浮かびます。とても優しく、頼れ、誇りに思う父でした」

人気ラーメン店「翔龍」を一代で築き上げた浅野昭次さん。

事故に遭った日、店に一緒にいた翔龍のスタッフが、浅野さんの“最後”の様子を語りました。店でお客さんとラーメンの話に花を咲かせたあと、いつものように帰っていったといいます。

20年来の翔龍スタッフ:
「いつも戸を開けて“じゃあね”って帰って行かれるんですよ。その“じゃあね”を最後、聞きました。今でも覚えてます。僕は勤めて20年になりますけど、優しい、山のような…大きい方でした」

大学4年間アルバイトしていた女性:
「マスターはユーモアと愛にあふれる人。親父ギャグを言うところもあって、いつも笑わせてもらった。本当に大好き。突然で受け入れがたい」

妻の智英子さんも取材に応じました。