旅立ちの春です。

岡山県内の多くの公立小学校で卒業式が行われました。中には今年度で閉校する学校もあり、児童らがそれぞれの思い出を胸に学び舎をあとにしました。

岡山市北区の岡山中央小学校では、保護者らが拍手で卒業する139人の児童を迎えました。

きょう(17日)、岡山県では268の公立小学校で一斉に卒業式が開かれました。

式では、一人ずつ卒業証書が手渡されたあと、小川泰永校長から「次の舞台でさらなる活躍を期待しています」とはなむけの言葉が贈られました。

(卒業生)「とても充実した6年間で色々なことがありましたが、とても楽しかったです」

(卒業生)「中学校では勉強も部活文武両道で頑張りたい」

一方、児童数の減少により今月末で閉校し、4月から近くの小学校に統合される美作市の東粟倉小学校では、卒業生6人が最後の卒業式に臨みました。

(卒業生)「自分が今まで育ってきた小学校が無くなるのはやはり悲しいです」

(卒業生)「友だちと笑いあえたのが、この東粟倉小学校でよかった」

式の後には閉校式が行われ、参加した児童やOBらがそれぞれの思い出を噛みしめながら、147年の歴史がある母校に別れを告げていました。

(東粟倉小学校で学んだ人)「しょうがないとは思いますけど寂しいかぎりです」

岡山県の公立小学校では、この春、1万6千人あまりの児童が、香川県の公立小学校でも8000人余りが新たな一歩を踏み出しました。