中国共産党は16日、香港政策を担当する中国政府の組織を格上げし、党直轄の「中央香港マカオ工作弁公室」を設置すると発表しました。

香港をめぐっては、2019年の反政府デモを受け、中国当局が翌年に国家安全維持法を施行するなど管理を強めています。

現在、香港政策は中国政府の「香港マカオ事務弁公室」が担っていますが、中国共産党が直轄する「中央香港マカオ工作弁公室」に昇格させる方針です。台湾と同様、党中央が直接かじ取りをする体制に変え、習近平指導部の意向をより反映しやすくする狙いとみられます。

組織の変更は今年の年末までに完成させる見通しです。