山形県内では16日、中学校の卒業式ピークを迎えました。

山形市の蔵王第二中学校では、4人の卒業生が後輩からの温かいエールを受け、学び舎を笑顔で巣立っていきました。

小宮山虎太さん「これから私たちは新たな道にそれぞれ進んでいきます。時々、つまずくこともあると思いますが何度でも立ち上がり、再び歩き自分の夢を必ずつかみます」



山形市立蔵王第二中学校です。

ピーク時は、20人を超える卒業生がいたそうですが、今年は4人。

きょうは、中学1年の生徒や、同じ校舎で学ぶ蔵王第三小学校の児童など7人の後輩に見守られ、卒業式に臨みました。



後輩「4月からは新しい生活が皆さんを待っています。希望の未来に向かって大きく羽ばたいてください」

後輩からは、小学校入学からの9年間の思い出を詰めたスライドショーのプレゼント。会場は、笑顔と涙に包まれました。



小宮山虎太さん「9年間思い出が詰まった校舎を出るという覚悟がついたのでとても良い会でした」

伊東新さん「高校では自分と同じ志を持つ友だちを作って、自分の将来のためにがんばって勉強していきたいと思います」

校舎をあとにする卒業生には、もう一つのサプライズが。

後輩「フレーフレー新!フレフレ新、フレフレ新!」

卒業生「ありがとうございます!」



最後の最後まで、後輩たちの気持ちがこもった見送りに、笑顔の絶えない卒業式となりました。

母「幼稚園の時から小さい時から一緒だったので大きくなったなって立派になってこみ上げてきました。自分らしさを失わず強くしなやかな女性になってもらいたいと思います」
卒業生「とてもありがたい言葉だと思います」

9年間、共に過ごした仲間とも、来月からは離れ離れ。

それでも、後輩たちのエールを受け、卒業生たちの表情は晴れ晴れとしていました。