ロシアによる侵攻を受けているウクライナの現状を知るとともに、平和の大切さを学ぼうと、岡山市中区で中学校の生徒らが企画した講演会が開かれました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から、1年1か月。「自分たちにできる支援の方法を考えたい」と、岡山市立操南中学校の生徒らが、倉敷市に住むウクライナ人・リリヤ バビィさんを講師に招き開いた「平和講演会」です。
(リリヤ バビィさん)「安全なところだったけど、お母さんの家の真上近くにミサイルが落ちて、5人死亡してしまった」
操南中学校では、ロシアからの軍事侵攻が始まると「ウクライナ緊急支援プロジェクト」を立ち上げ、募金活動や東京のウクライナ大使館との交流に取り組んできました。
ウクライナの国の花である「ひまわり」のアートで飾られた会場で、リリヤさんは「これからもウクライナのことを忘れずに、支援などを続けてほしい」と語りました。
(操南中学校 2年 近藤みち佳さん)
「平和を願う気持ちがすごく伝わって、平和に過ごせるようにしたいなと思いました」
(操南中学校 2年 中村拓真さん)
「戦争の前と後を比べて話をされたので、どれだけ被害が出ているのかというのかが分かりました」
学校では、「国際問題や世界平和について、さらに理解を深めるための活動」を続けていくことにしています。