3月21日に福島県立美術館で開幕するTUF開局40周年記念「美をつくしー大阪市立美術館コレクション」。期間中は、国内外を代表する170あまりの作品が展示されます。注目作品を1作品ずつ紹介していきます。
今回は、「金属の加工技術の高さ」が伺える中国美術です。
不老不死の仙人をかたどったとされる『青銅鍍金銀仙人(せいどうときんぎんせんにん)』。作られたのは、1世紀から2世紀の中国・後漢時代です。

青銅製の像には、金と銀のメッキが重ねて施されていて、その技術力の高さは、後世、国内では再現することができなかったといいいます。
福島県立美術館学芸員・増渕鏡子さん「非常に素朴でおおらかで、生き生きとした表現が見られると思います」
「美をつくしー大阪市立美術館コレクション」は3月21日から5月21日まで開催されていて、『青銅鍍金銀仙人』は、全日程で展示されています。
『青銅鍍金銀仙人』のほかに、およそ25作品の中国美術がありますのでそちらもご期待ください。
