アメリカ軍の無人偵察機が黒海に墜落した問題。アメリカ側はロシアの戦闘機が衝突したため、墜落させることになったと発表しましたが、ロシア側は否定しています。
ヘリコプターに乗ってシミュレート操縦する男性。ロシアのプーチン大統領です。
14日、シベリアにある軍需企業を訪問し、ヘリコプター工場の視察も行いました。ウクライナ侵攻をめぐる欧米との対立については次のように訴え、侵攻を継続する考えを強調しました。
ロシア プーチン大統領
「我々にとってこれは地政学的な課題ではなく、ロシアの国家としての存続をかけた戦いであり、国と子どもたちの将来の発展のためである」
そんな中、黒海上空の国際空域を飛行していた無人偵察機にロシア軍の戦闘機2機が接近。1機がプロペラに衝突し、アメリカ軍は無人機を黒海に墜落させることになったと明らかにしました。
米国防総省 ライダー報道官
「危険でプロフェッショナルでないことに加えて、操縦能力の欠如を示すものです」
国防総省の報道官はロシアを批判。接近した時間は30分から40分に及び、「衝突によってロシア側もダメージを受けたとみている」と話しました。
一方、ロシア国防省は…。
ロシア国防省
「無人機が急な方向転換を行い、高度を下げて水面に衝突した」
アメリカの無人機を探知し、戦闘機を緊急発進させたものの、戦闘機は搭載武器の使用も無人機への接触もしていないと否定。今後、両国の間で緊張が高まるのかどうか懸念されます。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









