放送法の解釈に関する総務省の行政文書をめぐり、野党側が文書を「ねつ造」と主張する高市大臣を問い質す中で、両者がヒートアップする場面がありました。
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「こうやって記録があるんですよ。それを補強するものがあっても、高市大臣の証言を補強する人は誰もいません、誰もいません。違うことを言ってるのは高市大臣だけです」
高市早苗 経済安保担当大臣
「大臣室側にも私と同席した人間がおりますから、その範囲でしか私は確認できませんが、しっかりと確認はとっております」
きょうの参議院予算委員会。焦点となっている「大臣レク」の有無をめぐり、高市大臣は、当時の大臣室の2人が「放送法の解釈に関する大臣レクはなかった」と証言していると明かしました。
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「高市大臣の言ってることは全く根拠がないんですよ。ずるずるずるずる答弁が変わっていってるんです。全く信用ができません」
高市早苗 経済安保担当大臣
「私が信用できない、答弁が信用できないんだったら、もう質問をなさらないでください」
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「いやいや、ちょっと待ってください」
委員長
「質問を続けてください」
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「これが事実だったら、大臣どころか議員もやめるって言った。だからこういう話になってんじゃないですか」
また、野党側は、行政文書に記された礒崎元総理補佐官と総務省との打ち合わせ内容と、2015年5月に高市大臣が答弁した中身が一言一句同じだったと指摘。
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「このまんまじゃないですか、シナリオのまま」
高市早苗 経済安保担当大臣
「あくまでも大臣ですから、自分で責任を持って答弁をいたしております」
予算委員会の理事会では、与野党ともに総務省に対し、行政文書の正確性に関する新たな調査結果をあすまでに提出するよう求めています。
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