高梁市の高校生が美術館の収蔵品をデータ化する作業に挑みました。「デジタル」を通じて街に若者が集う場所を作ろうという取り組みです。
「きょうはこれを目指していくんだぞ、というふうな、ゴールはこんな感じです。イメージはつきました?」
高梁市文化交流館で行われたのは、高梁城南高校の生徒による美術館収蔵品の三次元データ化です。作業に使うのは生徒が普段使っているスマートフォンです。
「清水比庵って知ってるかな、この人が関わった旅箪笥かなと思うんです」
生徒がデータ化するのは高梁市歴史美術館の収蔵品です。収蔵品を上下左右から撮影し、コンピューターで画像データを処理すると…。約30分で、あらゆる角度から収蔵品を見ることができる三次元データが完成しました。
(参加した生徒)「思ったよりも過程も少なくて写真を撮るだけで本当にできてしまってすごいなと」
生徒は作成した三次元データと実際の映像を合成する「AR」(拡張現実)の技術も体験しました。
(参加した生徒)「細かいところも何かスマホで見れたり、やっぱり歴史を知ることができたので、そこのところがよかったなと思います」
(高梁市デジタルアドバイザー 安里 研太さん)「写真・動画。この3Dやプログラミング。コンテンツとしては、いろいろできるかなとは思っているので、そういったデジタルクリエイティブの発信拠点にここがなっていくと面白い」
高梁市は今回のようなデジタルのワークショップを通じて、高梁市文化交流館を若者の集まる場所にしたいと考えています。