皇室に受け継がれた美術品を収蔵・展示する三の丸尚蔵館は、この秋に「皇居三の丸尚蔵館」としてリニューアルされることになり、内部が公開されました。

皇居・東御苑の三の丸尚蔵館は建て替え中で、1期工事を終えた展示室と収蔵庫などの内部が報道陣に公開されました。

新しい建物は、皇居・宮殿にも使われているひし形の模様があちこちに施されています。

1期工事で展示室はこれまでの4.3倍の690平方メートルとなり、2年後の2期工事終了後には1300平方メートルとおよそ8倍の広さとなります。

また展示室は床免震となり、全体の耐震性や防火・防犯対策も強化されています。

今年10月1日に三の丸尚蔵館の管理・運営は宮内庁から独立行政法人・国立文化財機構に、収蔵品については文化庁に移管され、名称も「皇居三の丸尚蔵館」に変更。今年11月3日に、この1期工事の完了部分がリニューアルオープンされるということです。

全館オープンは2期工事終了後の2026年度の予定です。

「三の丸尚蔵館」は昭和天皇の逝去に伴い、それまでに代々継承されていた美術・工芸品が国に寄贈されたことを受けて、宮内庁の施設として1993年11月に開館しました。

現在、皇室が国に寄贈した美術・工芸品9800点余りを収蔵し、伊藤若冲の「動植綵絵」など54点が国宝に指定されているなど、貴重な美術・工芸品を所蔵しています。