春闘の集中回答日を迎えたきょう、大手企業では高水準の賃上げ回答が相次いでいることについて、松野官房長官は「中小企業を含めた他の企業にも波及していくことを期待したい」と語りました。

松野官房長官
「集中回答日よりも前に多くの企業で昨年を大幅に上回る水準の回答が行われるなど、大企業を中心に賃上げの力強い動きが目立っていると承知しています」

松野官房長官は電機や自動車など大手企業で、高水準の回答が示されていることを歓迎したうえで「今後、中小企業や地方の春闘が本格化する中、これらの企業にも波及させていく必要がある」と述べました。

また、政府として価格転嫁対策やリスキリングによる能力向上支援などに取り組み、「構造的な賃上げを実現してまいりたい」と強調しました。

政府はきょう夕方、幅広い賃上げ実現に向け、8年ぶりに政労使会議を開催します。