北朝鮮の国営メディアは、北朝鮮がきのう、地対地戦術弾道ミサイル2発を発射したと報じました。

きょう付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、朝鮮人民軍のミサイル部隊がきのう訓練を行い、地対地戦術弾道ミサイル2発を発射したと報じ、写真2枚を公開しました。

教育目的で模範を示すための発射だとしていて、北朝鮮がきのう、日本海側に向け発射した弾道ミサイル2発と同じものとみられます。

ミサイルは南西部・黄海南道の長淵付近から発射され、およそ611キロ飛行した後に目標に命中したとのことです。

韓国メディアは公開された写真をもとに、「KN-23」を移動式発射台に乗せて発射したと分析しています。

北朝鮮は、12日にも戦略巡航ミサイルを水中から発射する訓練をしたと報じていて、おとといから始まったアメリカ軍と韓国軍による大規模な野外機動訓練を伴った合同軍事演習に対する対抗措置とみられます。