台湾の格安航空会社が5月から半年間、高知龍馬空港に国際定期チャーター便を運航することになり、14日台北市内で合意文書が交わされました。

高知龍馬空港に国際定期チャーター便を運航するのは、LCC=格安航空会社の「タイガーエア台湾」です。県によりますと高知と台北の間でタイガーエア台湾による定期チャーター便の運航が内定し、台湾の旅行会社スタートラベルが高知龍馬空港を起点とした訪日旅行ツアーを実施する予定です。期間は5月10日から10月28日までの毎週水曜日と土曜日の週2便。乗客は全て台湾からのツアー客で、合わせて50便の運航が予定されています。

14日は台北市内で県とタイガーエア台湾、スタートラベルの3者で合意文書が交わされた後、濵田知事らが共同記者会見に臨みました。

(濵田省司 知事)
「高知県は台湾の皆さんとは文化の面でいろいろな交流を深めてきました。台湾からの観光客の方々に直行便で高知に来ていただけるようになりました。心より感謝いたします」

高知龍馬空港には入国審査の施設がないため、県観光コンベンション協会がおよそ1700万円をかけて、仮設の施設を整備する方針です。タイガーエア台湾は今後、定期便も視野に入れているといい、県は外国客船とともにインバウンド観光の早期回復にぜひともつなげたいとしています。