3月10日、福島県二本松市で起きたガス爆発とみられる工場火災で、工場1階にあるガスの充てん設備付近から火が出たことが新たにわかりました。
3月10日、二本松市高平にあるカセットボンベなどを製造する「東北東海」の工場で爆発のあと炎が燃え広がり、およそ10時間後に火は消し止められましたが、建物などを焼きました。
この火事で30代と40代の男性従業員3人が全身にやけどを負う大けがをしました。また、現場周辺の住民が一時避難しました。
植野天斗記者「現場には窓のサッシのようなものも散乱していて、爆発の衝撃を物語っています」
火災発生から4日めとなった14日、警察や消防が高所作業車などを使って現場検証を始めました。
この工場は、卓上コンロ用のカセットボンベなどを製造していて、親会社によりますと、火が出たのは1階にあったガスの充填設備付近だということです。
また、この火事でカセットボンベの生産設備などが全損したということです。
現場検証は15日まで続く見込みで、警察は業務上過失傷害の疑いも視野にガス爆発が起きた原因などを調べることにしています。














