歴代政権が推進してきた女性の社会進出。しかし、政府の調査で、社会での男女の地位が平等だと思う人の割合が過去最低の水準となりました。

去年から今年の初めにかけて内閣府が実施した男女共同参画社会に関する世論調査の結果によりますと、社会全体で男女の「地位」が「平等」だと思う人は14.7%にとどまりました。

前回の4年前よりも6.5ポイント少なく、1995年の最初の調査以来、過去最低の水準です。

この結果について、内閣府は、「女性活躍や仕事と家庭の両立が進んだことによって男女共同参画の認識が深まり、かえって問題意識をもつ人が増えたのではないか」としています。

コロナ禍を受けて、今回は初めて郵送での調査となりました。