中国の習近平国家主席が来週にもロシアのプーチン大統領と会談し、またウクライナのゼレンスキー大統領とのオンライン会談も計画していると報じられたことについて、アメリカ政府は中国の働きかけに期待を示しました。

アメリカ国務省 プライス報道官
「侵攻を終わらせるため中国が影響力を行使するのを見たいものです」

アメリカ国務省のプライス報道官は13日、「習近平国家主席が来週にもモスクワを訪問しプーチン大統領と会談する」と報じられたことについて、「中国はロシアへの影響力が最もある国だ」と強調、ウクライナ侵攻終結に向けたロシアへの説得に期待を示しました。

また、国家安全保障を担当するサリバン大統領補佐官は、「習主席がウクライナのゼレンスキー大統領とのオンライン会談を計画している」と報じられたことについて、「ロシア政府の意見だけでなくウクライナ政府の意見を聞くべきだと我々は中国側に働きかけてきた」と明らかにしたうえで、「中国によりバランスの取れた視点をもたらすだろう」と指摘しました。

ただ、アメリカ政府がウクライナ政府に13日確認した時点では、「習主席との電話会談やオンライン会談は何も決まっていない」との説明を受けたということです。