今月18日に延長の期限を迎えるウクライナ産穀物の輸出合意をめぐり、ロシア政府高官は、期間を従来の半分の60日に短縮すれば延長に応じると主張しました。

国連とトルコの仲介で去年7月に再開で合意したウクライナ産穀物の輸出をめぐっては、今月18日が合意の延長期限となっています。

ロイター通信は、ロシアのベルシニン外務次官が13日、スイス・ジュネーブでの協議の後、合意の延長に反対しない姿勢を示したと伝えました。ただ、ベルシニン氏は「ロシア産の農産物などの輸出が滞っている」として、延長の条件として、期間を従来の120日から60日へ短縮することを主張したということです。

これに対して、ウクライナの政府高官は「合意内容に反する」と批判しています。