13日、中国の国会にあたる全人代が閉幕し、習近平政権が異例の3期目に入りました。最重要課題は“ゼロコロナ”で傷んだ国内経済。あの手この手で立て直そうと躍起になっています。
日本に商品売り込み 中国 経済再建へ躍起
男性
「紫外線が当たったところが変色します」
ブラックライトを当てると変色するスニーカーに、テントなどのアウトドア用品、子ども服もそろっています。

先週、大阪市内で開かれた展示会。ここにあるのは、すべてメイド・イン・チャイナの製品です。
記者
「こちら山東省の企業が製造した商品が展示されていまして、色んなところで商談が行われています」
この展示会を主催したのは、中国の山東省政府。150社を超える中国企業が参加しました。
日本 来場者(アパレル業)
「(扱う商品は)中国から輸入がほとんど。品質は良いです。昔は見られないような品質でしたけど」
売り込みにも熱が入ります。
中国 山東省商務庁 担当者
「コロナが終息し、企業側が積極的です。みんな日本市場に期待しています」

なぜ今、日本市場が注目されているのでしょうか?
中国 出展者(くつ製造)
「(工場が)中国なので輸出する際、ロックダウンで納期が遅れた。受注足数も減った。お客さんがもっと来るよう希望している」
山東省のコロナ前の対日輸出額はおよそ2兆2700億円。アメリカやEUなどに次いで4番目でした。輸出を伸ばし、“ゼロコロナ”で傷んだ経済を立て直したいという思惑もあるようです。















