今年度から高校で始まった新しい学習指導要領の「総合的な探究の時間」について、教育関係者に向けた講演会が岡山市東区で行われました。

環太平洋大学が指導力の向上につなげてもらおうと、京都大学大学院の松下佳代教授を招き開催しました。

「総合的な探究の時間」は生徒が自己の在り方、生き方を考えながら、課題を発見し解決していく力の育成を目指す授業です。松下教授はある問題に対して、他者と対話しながら結論を導く対話型論証モデルを使った授業の仕方などを紹介しました。

(京都大学大学院教育学研究科・松下佳代教授)「同じ問題に対する他の意見、それとの違いがどこにあるのか、相手に対して反駁(はんぱく)をしていくということが必要となってくる」

また、高校の探求学習の授業で先進的な取り組みをしている3人の教員による実例発表も行われました。