ドイツ北部で9日に起きたキリスト教系の宗教団体「エホバの証人」の集会での銃撃事件で、警察は容疑者について元信者の男で、その場で自殺したと発表しました。

この事件は9日夜、ドイツ北部ハンブルクで行われていたキリスト教系の宗教団体「エホバの証人」の集会で銃撃事件があり、参加していた7人が死亡、8人がけがをしたものです。

犠牲者には7か月の胎児も含まれていて、胎児の母親は一時危篤と判断されましたが、その後、回復傾向にあるということです。

警察によりますと、襲撃したのはドイツ国籍の男(35)で窓を割って建物に侵入して犯行に及び、警察の特殊部隊が突入したあと、2階に逃げ、銃で自殺しました。

容疑者は「エホバの証人」の元信者で、1年半前に自ら退会。動機については、まだわかっていないということです。