今年1月に北海道から卵の状態で運ばれ、岡山市の子どもたちが2か月かけて育てたサケの稚魚が、3月末の放流を控えきょう(10日)飛行機で北海道に向かいました。

「生き物や食に対する子どもたちの学びの場を」と、西大寺ライオンズクラブなどが1997年から行っている事業です。北海道千歳市の小学生が捕獲したサケの卵が1月に岡山に運ばれ、岡山市内の幼稚園と小学校4校で育てられました。

稚魚は4センチほどまで成長。きょう、約500匹が梱包され、千歳市に向けて飛び立ちました。

(西大寺ライオンズクラブ 茂成潤会長)「千歳市の小学生と岡山市の小学生が仲良く交流して、サケについて一緒に学ぶ姿を見て、この事業の大切さを改めて感じました」

稚魚は、3月22日に北海道の千歳川に放流される予定です。