中央アジアのじゅうたんを集めた展示販売会が福島県郡山市で始まり、会場では、トルコ・シリア大地震のチャリティーバザーも行われています。

郡山市で9日から始まった展示販売会は、中央アジアの伝統工芸品「じゅうたん」を集めたもので、会場には、トルコやイランなどから輸入したおよそ200点が並んでいます。

中央アジアでは、「じゅうたん」はお守りとして使われていて、織り込まれた一つひとつの模様に、それぞれ願いが込められています。

ルーツライフスタイルショップ・尾崎美幸さん「不安な日々を支えるようなお守りのようなじゅうたんをぜひ皆様に届けたいということで企画しました」

これは、「ギャッベ」と呼ばれるイランの手織りじゅうたんです。

デザインされたザクロは、果実が多いことから「繁栄」という意味があります。

会場では、2月に発生したトルコ・シリア大地震の支援としてチャリティーバザーも開かれています。

対象の商品が通常の3割引きで販売され、売り上げ金が被災地の支援にあてられるということです。

尾崎さん「出た収益でトルコに新しいじゅうたんを買い付けたりとか、織子さんに新しいじゅうたんを織っていただくような形で彼らの仕事支援としてやっていきたいと思いまして、チャリティーバザールを開催しています」

この「じゅうたん展」は、郡山市の「ビッグアイ」で3月12日まで開かれています。

主催する会社では、住宅の床がフローリングが多くなっている中、温かみのあるじゅうたんの良さを改めて見直してほしいと話しています。