行政文書は“ねつ造”?高市大臣が改めて主張

3月8日の国会、 高市大臣は自らに関する4つの行政文書は「ねつ造」だと改めて主張しました。
立憲民主党 小西洋之 参院議員
「(2015年)2月13日の大臣レクの存在そのものがなかった?大臣レクが行われてなかった?それも捏造とお考えでしょうか?」
高市早苗 経済安保担当大臣
「私が礒崎補佐官(当時)について、その名前もしくは放送行政に興味をお持ちだということを知ったのは、2023年の3月になってからでございます。ですからこのようなレクを受けたはずもございません」
高市大臣はレク(総務省職員による大臣説明)もなかったと答弁。しかし、文書には職員の名前が明記されています。
立憲民主党 小西洋之 参院議員
「この3人はねつ造したと言っているのか、言っていないのか答えてください」
総務省 情報流通行政局 小笠原陽一 局長
「いわゆるねつ造ということに関わる者は一般論としていないと私どもは信じている」
総務省側はこう答弁した上で、職員がねつ造についてどう話しているか“相手の許可が得られていない”として答えませんでした。
“放送法”の解釈問題 その本質は

小川彩佳キャスター:
国会での論点が文書が捏造か否かというところになっています。
これはもちろん大切なことではあるんですけれども、問題の本質はここではないですよね。
政府にとって都合の悪い内容があった場合、はたして、きちんと放送できるのかどうか。政治的公平であるかどうかは誰がどう判断するのか。
これはメディアに身を置く私たちのみならず、誰もが知るべきことを知ることができるかどうかに関わってくる大切な問題です。
news23では今後もこの問題、しっかりとお伝えしてまいります。