島根県大田市にある世界遺産「石見銀山」遺跡内にある橋の近くで8日午後、女性が川に転落し、死亡する事故がありました。もたれかかった柵が折れたということです。
大田警察署によりますと、8日午後3時40分頃、島根県大田市大森町の世界遺産「石見銀山」を散策していた愛知県の女性が、もたれかかった木製の柵の支柱が折れて、4メートル下の河原に転落。搬送先の病院で死亡が確認されました。

死亡したのは愛知県北名古屋市の女性(68)で、団体ツアーで石見銀山を訪れていたということです。
女性が地区の銀山川にかかる羅漢町橋のたもとの、高さ1メートル、幅3メートルほどある柵にもたれかかったところ、3本ある支柱の内2本が突然折れ、バランスを崩した女性が転落しました。
柵は大田市が2010年に設置。管理する土木課によると、おととし木材に腐食が確認されたためコーンを置いて近付かないよう注意喚起するとともに、来年度更新の計画だったということです。