石巻市など宮城県内の中学校で卒業式が行なわれ、コロナ禍で3年間を過ごした生徒たちが学び舎を巣立ちました。

このうち、石巻中学校では、119人の卒業生1人ひとりに証書が贈られました。

コロナが感染拡大した時期に入学した卒業生は、およそ2か月間の休校を経験しました。

卒業生代表・熱海羚央さん:
「胸に抱いたたくさんの思いは、楽しい時もつらい時も一緒に乗り越えてきた証です。みんながいたからこそ、こんなにも心豊かな輝く3年間を過ごすことができました」



式に臨んだ生徒の3分の1は、震災後の生徒減少でおととし石巻中に統合された旧門脇中の出身です。

石巻中学校は校舎の大規模改修工事に伴い、去年8月から隣接する旧門脇中を活用しています。

旧門脇中出身の卒業生:
「統合して一旦は石巻中に行ったけど、最後は、1年生で入学したこの門脇中校舎で卒業が出来てうれしく思っています」


「(統合で)友だちができるかちょっと不安だったが、石巻中もいい人たちがたくさんいて、友だちをつくることができて良かった」