円相場が一時1ドル=138円台に迫るなど再び円安が進行しています。アメリカの利上げ加速への懸念と過去最大となる日本の経常赤字が円安を加速させています。
きょう、外国為替市場で円相場は一時137円90銭台をつけるなど円が売られました。1日で2円近い円安進行で去年12月以来の安値です。
きっかけの1つはアメリカの中央銀行にあたるFRBのパウエル議長の発言です。
米FRB パウエル議長
「経済指標全体で、より早い金融引き締めが必要と示されれば利上げペースを加速する用意がある」
FRBは先月、政策金利の上げ幅を0.25%に縮小しましたが、その後、インフレの高止まりが鮮明になり、再び0.5%に引き上げる可能性を示唆したのです。これにより金利の高いドルが買われ円が売られました。
円安が進んだもう1つの理由は日本の稼ぐ力の衰えです。
1月の経常収支は1兆9766億円のマイナスとなり、1985年以降、過去最大の赤字となりました。円安の進行などで輸入額が大幅に膨らんだ一方、輸出額が伸び悩みました。
円安による貿易赤字がさらなる円安を招くという悪循環が指摘されています。
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