沖縄県の玉城知事はアメリカ軍普天間基地の辺野古移設反対などを訴えるため、アメリカを訪れています。現地から中継です。

およそ3年半ぶりにアメリカを訪問している玉城知事。まずは最大の懸案事項である普天間基地の辺野古移設について反対の意図を伝えました。 

訪米2日目となる玉城知事は7日、国務省のエレンライク日本部長、国防総省のパーク日本部長代行と面談し、普天間基地の辺野古移設について、民意が「反対」であることを伝えました。また、人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が沖縄の基地周辺で検出されている問題について、基地への立ち入り調査を求めましたが、回答はありませんでした。

沖縄 玉城デニー知事
「国務省・国防総省は日本政府との 2+2の合意の踏襲でした。日本におけるPFASの問題についても、我々からは特段コメントをするということは差し控えるということでした」

有事を念頭に防衛力強化が進む中、沖縄ではアメリカ軍の基地負担のみならず、自衛隊基地の増強も進んでいます。

大国の狭間で翻弄される沖縄の状況をどう伝えるか。残り3日、アメリカへの訴えが続きます。