長野県内の4つの小学校と鹿児島市の小学校が合同で共通の課題について学習発表会を行いました。
テーマは「防災」です。

長野市の清野(きよの)小学校の5年生8人がタブレット端末でつながっているのは…。
同じ長野市の長沼小、白馬村の白馬南小、そして、伊那市の東春近(ひがしはるちか)小、

さらに・・・鹿児島市の東桜島小学校です。

オンラインで開かれた防災学習発表会では、それぞれの地域が抱える防災の課題について学んできた3年生から6年生が、写真や動画を交えながら発表しました。

(清野小学校の児童)「学校や学区のほぼ全体に5~10メートルの浸水予測がされています」
千曲川にほど近い清野小学校の5年生8人は、洪水に備え避難経路などを検証するフィールドワークの結果を発表。

白馬南小学校は、村内を走る神城(かみしろ)断層の歴史などを紹介しました。

一方、鹿児島市の東桜島小学校の5・6年生は、近年の桜島の火山活動や学区内の避難箇所についてまとめました。
(長野市の小学生)「噴火が起きた時、火山灰や石が降ってくるほかに危険なことはありますか」

(鹿児島市の小学生)「火山灰や石のほかにガスもれとかが出ています」
企画した信州大学教育学部の廣内大助(ひろうち・だいすけ)教授は、様々な自然災害について互いに学び、自らの地域の災害も再確認して備えて欲しいと話しています。