学校が街からなくなるとどうなる?専門家に聞いてみると

(スタジオ)
学校の移転について、岡山大学で公共経済学専門の岡本章教授に伺いました。

学校の移転は
・消費の減少
・生徒が通う塾やクラブなど学校以外の教育施設の減少
・アルバイトなどの人材の減少
・公共交通利用者の減少
など、街の活気の減少に直結するといいます。

また、岡本教授によると、学校の移転・閉校は経済的なデメリットだけでなく、喫緊の課題である「少子化問題」自体に大きな悪影響を与えるといいます。学校が減って教育の選択肢が減ることによって、子育て世代が定住しにくくなり、さらなる人口減少、街の活気の衰退に繋がっていくといいます。

岡本教授によりますと、人口減少による一定の統廃合は今後も避けられませんが、自治体を維持するためにどの程度の教育機関を守っていくのか、そのために何が必要なのか議論が求められているということです。