長野市と松本市を結ぶ国道19号。このうち長野市の信州新町では、2021年3月の路面沈下でおよそ2年の間、片側交互通行が続いていました。

通勤時間帯や休日には、渋滞が発生するなどの影響が続いていましたが、3月下旬に規制が解除される見通しになりました。

規制が解除される見通しになったのは、国道19号の長野市信州新町(しんしゅうしんまち)の水篠橋(みすずばし)付近から道の駅「信州新町」までのおよそ500メートルの区間です。

現場では、2021年3月、路面にひび割れや沈下が確認されました。

このため1か月余り通行止めになり、その後、2年近くに渡って片側交互通行が続いていました。

国土交通省は6日、地すべりを食い止める復旧工事のめどがたったとして、3月下旬に規制を解除する見通しを示しました。

現場近くにある道の駅信州新町では規制解除を心待ちにしていました。

(道の駅信州新町・高山隼さん)
「正直安ど。待望の…というところですね」

この2年、交通規制とコロナ禍が重なった影響で客足は半減。

通行止めで道の駅まで行くことができないと勘違いする人もいたということです。

(高山さん)
「このあと山菜のシーズンに入りますので、それを十二分に味わっていただくとともに、地域の特産品や様々な商品開発も行っていますので、ご期待いただきご来店いただければ」

(道の駅の利用者)
「(スムーズに)動くようになっていいことだなと思います」
「待ちに待ってやっと」

長野国道事務所では、規制が解除されたあともおよそ1年間は現地での観測を続け、道路のズレなど異常が確認された場合は再び通行止めにするとしています。