マスク着用ルールの緩和まであと1週間。企業ではマスク着用を客や従業員の判断に委ねるところが多い一方で、引き続き客や社員に着用を求めるケースもあり、しばらくは混乱が予想されます。

政府は13日以降、マスクの着用について個人の判断に委ねる方針です。

コンビニ各社は入店時に求めていたマスクの着用を13日からは客の判断に任せる方針です。ただし接客にあたる従業員には、当面、着用を推奨します。デパートや外食大手なども同様の対応をとる方向です。

一方、接客時のマスク着用について従業員に判断を委ねるのは航空各社。業界団体が作るガイドラインに従い、機内や空港でのマスク着用を従業員が個々に判断するということです。

また13日以降も客にマスクの着用を求めるのは、美容室を全国展開するTAYAグループ。

GRAND TAYA GINZA 沼嵜弘樹店長
「今まで通りスタッフもお客様もつけていただく」

接客距離が近いことから、13日以降も特別な事情がない限り、マスク着用を原則にしたいとしています。

職場での対応も分かれています。NTTグループは13日以降は社内ルールは設けず、職員個人の判断に委ねます。一方、明治安田生命は13日以降も社内ルールは変えず、営業職員だけでなく本社などに勤務する職員もマスク着用を原則とします。

街の人
「夏場になればおそらく取ると思います」
「電車に乗る時はつけることになると思います」

JNNの世論調査では、ルールの緩和後はマスクを「できるだけ外す」と答えた人は21%、今後も「できるだけ着ける」と答えた人が55%となっています。