大分県内の蔵元などが仕込んだ新酒の出来を審査するきき酒会が6日、大分市で開かれました。
この品評会は日本酒の酒造技術の向上を目的に県酒造組合が毎年開催しています。今回は、大分と宮崎の13の蔵元が去年秋以降に仕込んだ大吟醸酒や純米酒など90点が寄せられました。
会場では熊本国税局の鑑定官をはじめとする16人の審査員が味や香りを慎重に審査しました。
関係者によりますと、今年は台風などで酒米の収獲が早まったことで麹の付き具合などに苦労したものの、出来は上々とのことです。
(県酒造組合・久家里三会長)「よく味の多いお酒ってくどく感じられるのですが、口に含んだ時に非常に気持ち良くスッキリと感じられる酒が多いように感じます」
県内では去年の日本酒の出荷数量はコロナ禍前に比べ3割程落ち込んでいますが、回復基調にあるということです。