トルコとシリアを襲った大地震から1か月です。被災地に派遣されていた福岡大学病院の看護師が帰国し現地での活動を報告しました。
◆日本からの機材が寒さで動かない

活動報告を行ったのは、福岡大学病院の救命救急センターの看護師・山浦章平さん(39)です。山浦さんは国際救急援助隊の一員として約2週間トルコの仮設診療所でけがの治療や薬の処方などの医療活動を行いました。被災地では、厳しい寒さで日本から持ち込んだ機材が動かなくなるトラブルもあったといいます。
◆“即興医療”の知見が重要に

今回の地震による死者は、トルコと隣のシリアを合わせてこれまでに5万2000人を超えました。報告会で山浦さんは「日本でも大きな地震が危惧されているので、無い物はどうにかして別の物で代用する“即興医療”みたいな知識も養っておくべきだと思う」と語りました。














