元「ザ・ブルーハーツ」のドラマー・梶原徹也さんがきのう(5日)、岡山県美咲町にやってきました。招かれたのは、様々な体験活動を行う障害者の学びの場です。講師の梶原さんとともにドラムを叩くことで未来への希望を感じた人もいるようです。

(梶原徹也さん)「心臓の鼓動というのはずっと動いているわけですから、ドクンドクンと。これをビートに乗せて、みなさんの生命エネルギーを『どーん』とぶつけていただけたら、最高だなと」

岡山市出身の甲本ヒロトさんがボーカルを務めたバンド、「ザ・ブルーハーツ」。そのドラマーだった梶原徹也さんが、岡山県美咲町にやってきました。
地元の社会福祉協議会が年に3回開いている障害者の学びの場の、講師として招かれたのです。ここでは、これまでもアート教室など様々な体験活動を行ってきました。
(美咲町社会福祉協議会 小林 奈緒さん)「一番は楽しんでもらうこと。音楽が好きっていう子、ダンスが好きっていう子も多いので、将来楽器を演奏してみたいとか、夢を持つきっかけになれば」

(梶原徹也さん)「ガムテープを十字に貼ってください」

この日は障害者10人とともに、バケツで即席のドラムを作りました。このあと、梶原さんと一緒に演奏をするためです。


「いいじゃない」
「やったー」

(参加者)「楽しかったです、とても。皆さんと一緒に叩いて。太鼓の達人になれました」


中には、決意を新たにした人も…。
(参加者)「ロックバンドを組みたいですね。身近な人を誘ってアマチュアでもいいんで、やってみたいですね」。

参加者の反応に梶原さんは…。
(梶原徹也さん)「嬉しいかぎりですね、バンドができたりしたら。それ格好いいねとか、最高じゃん、とかってことしかないんですよね。臆せずにどんどんチャレンジしてもらいたいですね」

演奏を通じて、未来への新たな希望を感じた一日になったようです。
