ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトをめぐりロシア側が攻勢を強める中、ロシアは国防相がドネツク州に入ったとする映像を公開しました。

ロシア国防省は4日、ショイグ国防相がウクライナ東部ドネツク州に入り、州の南部にある司令部を視察したとする映像を公開しました。視察の日時や詳しい場所などは明らかにされていませんが、ショイグ氏は前線の司令官から戦況の報告を受け、兵士らに勲章を渡し激励したとしています。

ドネツク州では要衝バフムトをめぐり、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏が3日に「バフムトを実質的に包囲した」と主張する一方、ロシア側の被害拡大も指摘されていて、今回の視察には前線部隊の士気を高める狙いもあるとみられます。