夢に向かって頑張る子どもたちを応援する「こども未来プロジェクト」。
今回はバドミントンで世界の舞台を目指す松本市の小学生を紹介します。

次々と、力強いショットを繰り出すのは、松本市寿小学校6年の中村心駿(なかむら・あいと)くん。
市内のバドミントンクラブで週5日、練習に打ち込みます。

(中村心駿くん)「粘って粘って、相手からチャンス球っていうか、それが来た時に自分が仕留めるのが得意です」

去年12月には、長野県選抜メンバーとして全国大会に出場。

惜しくも決勝で敗れたものの、県勢で史上最高となる、団体戦の準優勝を果たしました。
(指導する「すどう塾」須藤憲一さん)「ゲームを支配するっていうのが彼の魅力的なところじゃないでしょうか」
左利きで、相手の意表を突くようなプレーが持ち味。

一方、課題に挙げるのはミスをした時の切り替えや、決め切りたい場面での精度です。
この春、中学生になる中村くん。

実は、親元を離れて県外の中学校に進むことを、自ら決断しました。

(中村心駿くん)「長野県と比べていろいろな選手がいたりするので、そういうところで経験したりしてもっと強くなりたいと思って。やってやるぞみたいな気持ちでいます」「やっぱり(小学校で)日本一を取れなかったので日本一を目指して、これからも練習をしていきたい」
その先に描くのは…

(中村心駿くん)「世界で戦える選手になることです。オリンピックで金メダルを取りたいです」
今はまだ、夢の舞台でも。
自ら道を、切り拓いていきます!