広島の高校生らがG7広島サミットに訪れる首脳たちに、原爆資料館を時間を取って見学するよう求めてオンラインによる署名活動を始めました。

署名活動を始めたのは広島市の高校3年生、岡島由奈さんと、神奈川県の中学3年生、大林美晴さんです。

岡島さんらはインターネットのオンライン署名サイト(Change.org)を利用。サミットでは首脳たちが核兵器の惨状や苦しみを痛感し、廃絶につながる具体的な議論を実現してほしいとして、被爆者から直接、証言を聞き原爆資料館を十分時間を取って見学するよう求めています。

広島市の高校3年生 岡島由奈さん
「被爆地でサミットを開くのだったら、核兵器をなくす決意をここでしてほしい。そのための具体的な議論をして、サミットが政治的なパフォーマンスで終わることがないように」

集まった署名は、外務省のG7広島サミット事務局などに提出するということです。