岡山空港でNHKが委託したヘリコプターが着陸する際にバランスを崩して地面に接触した事故で、国土交通省は航空事故と認定し国の運輸安全委員会による調査が行われました。

4日朝、岡山空港に到着したのは国の運輸安全委員会が指名した航空事故調査官2人です。この事故は3月2日、NHKが委託したヘリコプターがスポット着陸時にバランスを崩して地面に接触、乗っていたカメラマン1人が軽傷を負ったものです。国土交通省は機体の損傷が大きいことから航空事故と認定し、調査官は操縦士らが立ち会う中、機体の壊れた部分などを確認しました。

【運輸安全委員会・田上啓介航空事故調査官】「(機体の)脚が外側に開いているのと付け根の部分が一部折れているところがあったので、そこから考えると強く地面に設置したのではないかとみています。何が原因だったかということについては、いろんな側面から調査をしてまいりたいと思います。」

またヘリに乗っていた3人への聞き取りも行われました。運輸安全委員会では今日の調査などを踏まえ、1年以内をめどに調査報告書を公表するとしています。